沖縄通の旅行者に人気の漁師町糸満は、特に長期滞在には便利です。那覇空港から車で15分圏内、観光スポットにもアクセス抜群の立地にありながら、より素朴な昔ながらの沖縄の暮らしや文化にも触れることができます。
一般的には沖縄旅行と言えば、かつては中部北谷のアメリカ西海岸の空気を漂わせるエリアや、北部リゾートのイメージがありますよね。
けれども那覇市から糸満市まで橋が掛かる国道331号線(新線)が通ったことで、グッと南部のアクセスが快適になり、より昔ながらの沖縄の暮らしや文化が体感できる、南部が注目されるようになりました。
今回は、長期滞在の沖縄旅行におすすめの南部糸満で、暮らしに役立つアクセス情報をお伝えします。
長期滞在の沖縄旅行なら糸満☆
那覇空港から15分の漁師町
那覇空港から車で15分の漁師町、糸満
長期滞在の沖縄旅行者に糸満人気が高いのには、3つの理由があります。
ひとつはのんびり沖縄滞在をしたい旅行者にとっては、南部エリアが快適だと言うこと、そしてもうひとつは、沖縄県内を動き回る旅行でも、渋滞に合いにくい立地であること。
そして何よりも那覇空港から車で15分圏内でたどり着くので、行き帰りのアクセスが便利です。
【 沖縄旅行者に人気の糸満☆那覇空港からのアクセス 】
☆ 海岸線沿いに橋が掛かり、国道331号線新線が開通したことで、那覇空港から糸満までのアクセスが車で15分になりました。
※ 途中には観光名所である瀬長島や、アウトレットモールあしびなーで有名な豊見城なども通るため、旅行を楽しみながらのアクセスも良いかもしれません。
さらに旧暦行事が今も残る糸満は、ディープな沖縄を愛する旅行者が集うものの、那覇市や中部のような観光地とは違います。
ローカルなスーパーや直売店なども多いため、毎日外食も疲れる長期滞在の沖縄旅行者にとっては、ほどよく町の喧騒を外れて沖縄ローカルな日常を堪能できる点も魅力です。
南部でのんびり滞在する沖縄旅行
観光名所を精力的に巡る沖縄旅行も楽しいですが、長期滞在で沖縄旅行を楽しむならば、好きなことに没頭したり、日常のなかで非日常を楽しみたいですよね。
沖縄南部を好む旅行者は、釣り愛好家やサーファー、琉球空手を極めたい、沖縄文化を堪能したいなど、よりディープに楽しむ人々が多いです。
【 長期滞在の沖縄旅行に糸満☆極める沖縄 】
(1) サーファーズパラダイス!
→ 一年中コンスタントに良い波を楽しむことができるスポットが「スーサイド」。この波を求めて沖縄南部に移住するサーファーも多く、長期滞在の沖縄旅行者にも、スーサイドでサーフィン三昧のサーファーが多くいます。
(2) 釣り愛好家
→ 糸満は言わずと知れた漁師町だけに、釣りスポットも多いです。糸満市役所周辺の堤防で釣竿をセットしてのんびり楽しむのも良し、釣り船をチャーターして釣りを楽しむ旅行者も多いです。
※ 糸満では渡し船を利用して行く「西崎一文字」や「糸満イカダ」ポイントが大物が釣れると人気がありますので、試してみてはいかがでしょうか。
(「つりぐのぞうさん」から渡し船が出ています。)
(3) 琉球空手を極める
©OCVB
→ 長期滞在の沖縄旅行であれば、空手発祥の地沖縄で空手教室に通うのもいかがでしょうか。体験では空手を知る程度ですが、何回も通ううちにより深く学ぶことができるのでおすすめです。
※ 糸満市は空手道場が数多くあります。
・ 国際沖縄剛柔流空手道連盟 山城空手道場(那覇手系)
・ 世界松林流空手道連盟 興道館西崎空手道場(首里・泊手系)
…など
この他にも長期滞在でディープな沖縄を愛する旅行者のなかには、旧暦行事が今も色濃く残る糸満で、ローカルな糸満ハーレー(毎年5月~6月頃)や糸満大綱引き(毎年9月~10月頃)に参加する人々も多いです。
(「ディープな沖縄旅行なら糸満ハーレー☆漁港でアヒル取り」参照ください。)
毎年訪れて楽しむ沖縄旅行者もいれば、春先から秋口まで長期滞在して地元の人々と仲良くなり、糸満大綱引きなどの綱づくりや大綱引きに参加してしまう旅行者もいます。
沖縄名物「大渋滞」を避ける!
沖縄通の旅行者に糸満が人気の理由として、「渋滞に合いにくい」とお伝えしましたが、沖縄を良く知る人々には沖縄名物とも言われてしまうのが、朝と夕方の通勤ラッシュです。
首都圏では電車にぎゅうぎゅう詰めになった姿を想い浮かべますが、沖縄はモノレールは開通したものの未だに車社会ですから「車の通勤ラッシュ」、つまり大渋滞になります。
沖縄は那覇市に企業が集まっていますから、市街地→那覇市への車の流れです。特に、浦添市や北谷方面から那覇市へ向かう車の流れが、深刻な通勤ラッシュを引き起こしています。
【 長期滞在の沖縄旅行で糸満☆通勤ラッシュ 】
☆ 浦添市や北谷は那覇市よりも上(中部方面へ向かう)にありますが、糸満市は下(南部方面)で反対です。そのため、人気観光地の北谷エリアで長期滞在をするよりも、通勤ラッシュにはまりにくくなります。
→ ちなみに、沖縄県内のアクセスは旅行者にも単純で簡単です。主要道路を抑えれば、だいたいの場所にたどり着くことができます。
※ 国道58号線・国道329号線・国道330号線は中部から北部へ、南部は国道331号線で周遊できるので、上記イラストをご参照ください。
沖縄旅行者が糸満に滞在するとほとんどぶつかることはないのですが、国道330号線・国道58号線の通勤時間(朝7時~8時半、夕方17時~19時)は慢性的な通勤ラッシュが起きているので、避けた方が良さそうです。
糸満市内のアクセス
長期滞在で沖縄旅行を楽しむのであれば、スーパーなど暮らしに役立つスポットも知っておくと安心ですよね。地元の人々が利用するお店を覗くことで、よりローカルを味わうことができます。
【 長期滞在の沖縄旅行で糸満☆暮らしのアクセス 】
(1) 道の駅いとまん
©OCVB
→ 沖縄県産の野菜が並ぶ「ファーマーズマーケットいとまん」と「お魚センター」が並んでいるので、便利です。
※ 外国人観光客に評価が高いオリジナル豚肉「純朴島豚」をいただくことができる焼き肉店「焼肉ばんない」も並びます。(個人客は土日のみです。)
(2) カインズホーム
→ 糸満のホームセンターです。隣には沖縄のスーパー「かねひで」も並んでいるのでちょっとした自炊にも便利な他、美容室などもあるので長期滞在の沖縄旅行者には助かるのではないでしょうか。
(3) 潮崎シティ
→ 糸満市民が集まるショッピングセンターです。電気屋さん(エディオン)やドラッグストア(マツモトキヨシ)などが揃っている他、4月からは無印良品も開店したので、ちょっとした暮らしの困り事はここで解決します。
※ ファーマーズマーケットいとまんに関しては、別記事「【沖縄長期旅行】道の駅いとまんで食材ゲット☆沖縄料理に挑戦!」などもご参照ください。
長期滞在の沖縄旅行で自炊にも疲れたら、地元の沖縄そば屋さんや定食屋さんなどを利用しても良いですよね。
「【沖縄の長期旅行】糸満人が通うローカル&美味しい沖縄そば」や「【沖縄の長期旅行】糸満人に愛されるTHEステーキハウス」、「【沖縄の長期旅行】糸満人が集まる居酒屋で地域交流」なども参考にしてください。
いかがでしたでしょうか、今回は沖縄に長期滞在旅行を楽しむ人々に人気の糸満で、暮らしに役立つアクセス情報をお伝えしました。
糸満は都会の喧騒を離れた穏やかな生活も、沖縄観光も楽しめる貴重なエリア、長期滞在をすることで糸満ハーレーや糸満大綱引きだけではなく、旧正月には漁港へ行けば大漁旗がなびく姿を発見できますし、春先には盛大なお墓参りの様子も見つけるかもしれません。
長期滞在の沖縄旅行では糸満を起点に南部エリアを楽しむことで、豆腐作りやガラス工芸など、さまざまな伝統工芸にも触れることができます。
地元の人々とぜひ仲良くなって、昔ながらの暮らしが息づくディープな沖縄を楽しんでみてください。
まとめ
長期滞在に便利な糸満のアクセス情報
・海岸沿いを一直線、那覇空港から車で15分
・途中には瀬長島やアウトレットモールあしびなーもある
・南部はサーフィンや釣り、空手のメッカ
・沖縄名物の通勤渋滞をより避けることができる
・道の駅いとまんやカインズ、潮崎シティは暮らしに便利